蔵の酒「春心」。
昔ながらの製法で造る。
例えるなら自然の材木を適材適所に選んでつくる木造建築のような酒。
それが「春心」。
自然との共生。極めれば自然美かもしれない。
自然の力で発酵させるその製法は、お神酒としてもふさわしい。
原料や環境を活かすことができる百年前の生酛製法によって真冬に醸造した酒。
生酛製法は、酒造りに必要な乳酸菌を呼び込むところから始まります。乳酸菌はお米の味成分を生成するため、
お米本来の味わいがある酒を造ることができます。
その年のお米の出来具合や環境を活かすため、自然と相談しながら発酵させていきます。
製造年度によって原料の持っていた最高の味わいを引き立たせたお酒をお楽しみいただけます。
原料は、すべて地元石川県産の原料を使用。精米歩合70%。
温めて、または常温でお召し上がりください。器は、平盃をオススメしております。
生酛(きもと)製法はまさに日本人の智慧ですが、その発酵の原理を解明して発明された製法が山廃(やまはい)製法です。
それは、自然界の微生物をコントロールする製法であるため、技術面では最も難しいと感じています。「春心 本醸造」は山廃製法によって、地元産米の持つ味わいを引き出しながら、地元民に親しまれるようなお酒を目指しました。
原料は、すべて地元石川県産の原料を使用。精米歩合65%、アルコール添加しています。コップで飲んで美味しい、温めて召し上がっていただくとより風合いと旨味が引き出されるのでオススメしております。
個の酒「裕恒」。
技術の進歩から多種多様な製法に溢れている酒造り。
「裕恒」の酒は、例えるなら緻密かつ大胆で個性的な現代アートのよう。
酵母や原料を選んだこだわりの酒です。
造り手「裕恒」の名前を付けた集大成の酒。
毎年、造り手の技術を基に、米の酒である日本酒の限界に挑戦しています。
“米の限界”とはお米の味わいを表現できる限界だと考えています。つまり、米を磨き過ぎても日本酒らしさが無くならない限界を表現します。
精米した米は小さくゴマ粒のようになります。溶けすぎないように低温で長期間発酵させます。低温発酵させることと、
米を冷まして仕込みを行うには、自然の寒さが必要となります。そのため、真冬の間に一度だけしか仕込みを行いません。
つまり年に一度だけ造り、ひた向きに追究したその年の最高傑作の酒が「裕恒」純米大吟醸なのです。
精米歩合35%。冷やしてお召し上がりください。保存も冷蔵保存でお願いします。
つぼみ型(口がすぼんいる)のグラスで召し上がっていただくと香りを包み込んでいただけますのでオススメしております。
「裕恒」純米大吟醸を仕込む前に造るお酒。
つまり、感覚を研ぎ澄ますための準備期間で最も必要な儀式によって生まれる酒、
技術の礎を成す造り手である杜氏「裕恒」の基本とも言うべき酒です。
精米歩合50%。冷やしてお召し上がりください。常温保存は可能ですが、飲む前に冷やしてください。
家庭料理とも相性がよく、食中酒としてオススメしております。器はグラスをオススメしております。
純米大吟醸と同時期に造る酒。
米を磨くと繊細な味わいになります。そのため技術に粗があるとそれも表れてしまうので、
「大吟醸 鑑」は毎年同じテーマで杜氏「裕恒」自身の技術を現した酒と言えます。華やかな香りがありながら味わいと繊細さ、
そして親しみやすさを追究した食中酒としてもオススメなお酒です。
精米歩合40%。冷やしてお召し上がりください。保存も冷蔵保存でお願いします。
器は、香りが楽しめるワイングラスをオススメしております。
金沢市の兼六園に咲く八重桜に住んでいた酵母を発酵させて醸造した酒。
天然酵母ゆえに培養するのに時間と手間がかかるため多くは仕込みを行いません。
そのため限定商品になります。桜を感じさせるほのかな香り。うららかな春の「昼」をイメージさせる甘口なお酒です。
精米歩合60%、少し温めて飲むと香りが広がりオススメしております。
金沢市の兼六園に咲く八重桜に住んでいた酵母を発酵させて醸造した酒。
天然酵母ゆえに培養するのに時間と手間がかかるため多くは仕込みを行いません。
そのため限定商品になります。桜を感じさせる芳醇な香り。春の「夜」をイメージした辛口なお酒です。
精米歩合60%。冷やしてお召し上がりください。
霊峰白山に咲く高山植物白山風露酵母を発酵させた酒。
兼六桜と同様に天然酵母なため、限定醸造にはなりますが、
夏山開きが行われる7月に解禁して販売するお酒のため、時季限定出荷になっております。冷やしてグラスでお召し上がり下さい。
◎店内での販売、地方発送も承ります。
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